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とがったいわ

居間(いま)/living room、札幌展終了

お越し頂いた皆様、また、その他にも告知や制作協力など、
様々な面で協力してくださった皆様、ありがとうございました。
これまでの学生生活でお世話になった方々が次々にいらっしゃることに、
展示メンバーそれぞれのこれまでの縁を観るようで、ぞくっと(いい意味で)しました。

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撤収中の様子。
綺麗な写真を写真家の山岸せいじさんが撮ってくださったので展示写真は後ほど・・・



〜〜〜以下、「言い訳しちゃ駄目だよ」と言われたにもかかわらず言い訳〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

『くぼみ火山』は自分が生まれたところについての作品でした。
母が展示を観に来てくれましたが、少し気恥ずかしくなりました。
でも、本当はもっと、お互い動揺する作品をつくりたかったなあ・・・というのが正直なところです。
暴露大会になっても駄目かなと思いますけれども・・・

はっきりしたことは、今回の「とがったいわ」から「くぼみ火山」の流れは
出発は恵庭岳や支笏地方の地形や風景の取材だったけれど、
あらかじめ決められた場所(自分、という場所)と、
そこに起きた混乱や違和によってその場所を確認する、
とか、その辺がテーマだったところで、
それはペインティングやいくつかのジュエリーでやっていたことの続きにあることだということです。
風土性や固有の地名の話は最終段階ではむしろ余計だったのかと思います。

個人としては、もっといきたかった、という悔いの方が強くあります。
良くも悪くも、迷いや悩みの素直に出た展覧会だったのではないかと思います。
その分、視覚的な快楽やすっきりどかんと来るものはほとんどなかったと言ってよいでしょう。
その辺はきてくれる人がいる以上厳しくなるべきところですが、
「今はあれを観てほしかった」ということも、確かなことです。
多分これが東京、京都辺りで青田買い狙いの学生だったりすると、
呑気すぎて論外、アウトな空気だと推測します。
とはいえ、「刺激的だった」「それぞれの今をかいま見ることができて、清々しかった」「これからの展開を期待」
などの言葉も頂きました。
ありがたいです。もっとすごいもの、言い訳のないものをつくりたいです。

個人的に、一歩引いてみることを試みれば、
もの申したいことはあれど、面白い展覧会だったのではないかと思います。
まだ、全然満足してませんが・・・
大学で「ゆっくり」美術を学んだ意味はありました。
でももっといかなきゃなあと思います。まだ肩が頼りないです。

〜〜〜言い訳終わり〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

展示最終日に、岩見沢展会場である「そらち炭鉱の記憶マネージメントセンター」の方が来てくれました。
岩見沢展までは一ヶ月ほど。
私は今回の火山のシリーズで別プランを出す予定です。





おまけ。
搬出帰り道の地下鉄西11丁目駅。
小さなお手手の誰かが忘れたミッキーが万歳。私たちはいつ万歳できるのかしらん。
居間(いま)/living room、札幌展終了_d0160538_2124047.jpg

by pointed-rock | 2011-02-01 21:05 | 景色