とがったいわ

暑い日が続く

家の裏の私と私の兄弟がうまれた産婦人科が完全に取り壊されて,平地になった。
院長先生の息子さんが歯科医院をやるらしい。
ここ数日は,重機の振動で部屋が揺れている。

そういった,一つ一つの部分や出来事が、あるものの喩えとして、あるように感じる。
「あなたにとって美術って何?」ときかれて、あんまりそれが久しぶりに誰かから向けられていることに愕然として,絶句してしまったけれど。
ものの喩えのことかもしれないと感じる。

そこにある何かに形を与えるものを通して違う何かに結びつくことができる、結びついたと思った瞬間にそこから違う場所に飛ばされる。
どこへでも行けるような鮮やかな喩えが,多分あって自分はそこにいあわせたい。

いくつかの,奮起することあり。
燃えよう。
どうも、本当は私,陰険で、攻撃的なもので。

メモ

砂糖壷
ずっと緑の草
苗床
床下の目
襞と襞の間を走り去るもの
袋もつもの
ひさしぶりにあうともだち
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# by pointed-rock | 2011-07-09 14:15 | 雑記

明日のこと

雨が降り続く日々。

昨日,コジカで鈴木さんの個展。
寝転がって話をする場所をつくるだけで何かに成功しているように感じる。
名古屋の夜,寝床がどこまでも続いていく妄想を思い出す。
さびしくて豊かな夜だった。
旅へ行きたし。と思えどもふらんすはあまりに遠し。

背広はつくらないけど髪くらいは切りたいもんだ。

本が届く。
Relational Aesthetics  Nicolas Bourriaud
芸術とマルチチュード   トニ・ネグリ

後、パスカルズの水曜日のCD。

描きたいイメージはあるけど,なんだかそれを絵にすることが憚られる。
描き始めたらそこにサイズができてしまうから,それが最近はなんだか。
それ自体にげんなりしてしまう。
サイズ決めたくないよ病で、絵と言うなら絵画よりも絵つけの方がしっくり来る。

もっぱら地下道でチャームのための人さらい(スケッチ)をするばかりだ。
どんどんたまるので愉快だ。愚直につくってつりさげてみたい。
チャームはサイズがあってないようなものだからげんなりしない。
(もちろんものとしてのサイズは一番よいものを出している、つもり。)
みえなくてもありつづけているものがいい。
絵はどうだろう。そこにみえてないのにあるってことがあるだろうか。
多分ひっかかっているのはそういうところ。
まあいいや。
明日こそはボール盤を据え付ける台をつくろう。

あほみたいに形をうつして、切り抜いて磨いて。
どうしてかそんなことをしていると,自分がちっさな神様にでもなったような気持ちだ。
あほみたいにつくりすぎてしまうちっさな神様になるような。
宇宙人か子どもでもいいけど。

青い草の刺青のこと。
庭に最初のカタバミのこと。
庭をくまなく,探すこと。
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# by pointed-rock | 2011-04-28 21:20

第七の散歩

『植物の構造は、それ自身で注目するに値しうると、人々は考えていない。
貝殻を学者然と整理することで一生を過す人 、その言いぐさによれば、
人が植物学に効用に関する研究を結びつけないかぎり、それは無用の研究だとして、植物学を軽蔑するのである。
(中略)
花の咲きみだれた野に立って、その花々をあれこれと調査していてみたまえ。それを見るほどの人々は、君を外科医の助手にまちがえて、子どもの疥癬や,大人の皮癬や,馬の鼻疽病をなおす草をたずねることであろう。』

(ルソー『孤独な散歩者の夢想』 第七の散歩 より)

ともかくルソーの文章はちょっと卑屈な感じもしてよみにくいのだけれど、 
共感するところは多い。

名声や、誰かに何かを教えることだけのための研究を嫌ったルソーの生き方に憧れる。
功名を狙う気持ちは自分で思うよりも、みえ透いている。
嘘をつきとおして本当にするか、そんな危ない場所からはおさらばするかのどちらかだ。
といいつつ、どちらにもなりきれず、今日も不格好にひっかかっている。
ああ。

腹がいたい。
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# by pointed-rock | 2011-04-27 22:59 | 雑記

50キログラムの粒

私を粒にしてほしい。
粒はどこにでも行けるから、どこにでも行ける粒にしてほしい。

電車を降りて改札に向かう階段で、前の人の肩をずっとみている。
階段を踏み外さないように,重い鞄で誰かを突き飛ばさないように気をつけながら。
オリーブ色のコートを着たおじさんの、その肩の上に知らない庭をみる。
そこでは誰かと誰かが遊んでいて、
いつの間にかそのどちらもに乗り移ったと思ったら、改札を通り過ぎている。

去年ぐらいからロココがちょっと好きになりました。
フラゴナールのぶらんこ,結構いんじゃないか。
私は好き。本物をみてみたい。
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# by pointed-rock | 2011-04-22 21:10 | 雑記

たくさん描いた

今日は何となく帰りたくなくて、地下道でたくさん描いた。

短調をひきたがる子どもみたいに、悲観するポーズは甘いが、塩っぱい。
全部、全部喜劇のほうがいいのだ。
だから間に嬉遊曲をはさもう。
無理矢理だっていいんだ。
全ては切る場所次第だから。
花壇いっぱいにパンジーを植えよう。
その花壇は私のものじゃないけど。

くだらないことに泣いたり怒ったりする私を桟敷席から笑って観よう。
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# by pointed-rock | 2011-04-21 21:58 | 雑記

少し遠くへ行きたい。

新入社員になって三週目です。
週をおう毎に、土曜日日曜日がやってきては去っていくスピードが累乗になるような気がします。
覚えることは多いし,あんまり人並みについていってる気はしませんが,
まだまだ仕事は楽しいです。


毎日,行きと帰りの電車の中で本を読んでいます。
3週間の間に入れ替わり立ち替わり鞄の中に入っていた本たち。

「タイタンの妖女」 カート・ヴォネガット・ジュニア
「人生論ノート」 三木清
「フラニーとゾーイー」 サリンジャー
「A-A’」 萩尾望都
「世界恐怖旅行」 大井優子
「赤い蝋燭と人魚」 小川未明
「鏡の荒野  EDITOR at WORK 」 新井敏記
以下今読んでいる本たち
「孤独な散歩者の夢想」ルソー
「リルケ詩集」 リルケ
「ナショナル・ストーリー・プロジェクト1」ポールオースター


通勤ラッシュの電車に揺られながら、このまま、札幌駅に着いたら、南に向かう電車に乗り換えて、
グラデーションの訛りで世間話を日がな聞いて、
乗って降りて乗って降りて、
遠くの街の踏切の上で,知らない人たちが家路につくラッシュに、巻き込まれてしまいたい。
そこで私は、わざわざ遠くにいかなくても通勤で乗り合わせる人たちのことも何も知らないから、
いつだって自分は知らない人の中に一人、と思ったりするんだろう。

鞄の中には本があるし,いつでも何かを書き留めておくだけの鉛筆と紙ははいっているから,
そうしようと思えば,できないことはない。
(来月から早起きをしなくてもいい生活になるけど。)
でも、ほとんど自動的に改札を出て会社に向かいます。

研修中で毎日仕事のほとんどはマニュアルを読むことなのに
いつもより無性に本が読みたくなって、本屋にいっては、
軽い財布をごまかして,一冊ないし何冊か本を買います。

真面目に働いて,有給休暇なんてもらえるようになったら、
また電車に乗って,借りた本を返しにいくのもいいだろうと思います。


とんそう【×遁走】
a) flight
遁走する flee; escape; run away

遁走曲 a fugue [fjú]

きゆうきょく【×嬉遊曲】
a divertimento ((複-ti, 〜s))

divert[di・vert]
1 〈交通を〉迂回(うかい)させる, の進路を変える;〈川などを〉(…から;…へ)方向転換する((from ...;to ...));〈人・注意を〉(…から)そらす, 転じる((away/from ...));〈資金などを〉(…に)流用[転用]する((into, to ...))
divert the course of a stream [=divert a stream from its course]
流れの進路を変える
divert one's attention
注意をそらす.
2 ((形式))〈人の〉気を転じる, を楽しませる, 慰める;((受身または〜 -self))〈人が〉楽しむ
She always diverts herself with cycling.
彼女はいつもサイクリングを楽しんでいる.
3 〈電話を〉(人に)回す((to ...)).
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# by pointed-rock | 2011-04-20 20:51

ボール盤がきた

卓上ボール盤を買った。大幅に戦力アップ。
寒い日が続くのか。

パンジーの渦の絵を描きたい。パソコン使おうか。

きになる。
http://www.globe-walkers.com/ohno/interview/kazuoishiguro.html
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# by pointed-rock | 2011-04-18 06:46 | 雑記

パンジーに雪

昨日の夜からまたちょっとした雪が降っている。
それと強い風。
昨晩今年はじめての,パンジーの寄せ植えをみかけた。
パンジーの寄せ植えの上に雪が降る。
寒いだろうとは思う。
寒い。

4月17日
道立近代美術館にオプアートを観に行く。43点,収蔵品。そんなに収蔵されていると思わなくてびっくり。
お目当てのブリジット・ライリーは絵として,すごくよかった。
具合が悪くなって最高だった。
(ちょうど,ご年配の方々と若いボランティアの一団がいて,おじいちゃんは具合が悪くなって椅子に座ってて心配だった)
オプアートは、もともと,特に中学生ぐらいの時はあまり好きではなかった。
エルンストとかアンソールとかグニャグニャドロドロ系の絵には強くひかれたけれど,
オプアートは飛び出してみえてすごいね、とかグニャグニャにみえてすごいね、というくらいのことだと思っていた。あと、まっすぐ塗れててすごいね,とか。というか,オプアートというムーブメントも知らないので、構成の勉強としてしか捉えていなかった。
でも、それはあまりにそういうものが既に普通に消費されていたからで、
そこにも流れや背景があるということを知らないから全然楽しめなかったんだなと気付いた。
特に,オプアートが国威発揚で取り上げられて、あっという間に消費されていくというレクチャーに涙が出そうになった。
各作家の背景や言葉がレクチャーで紹介され,ただただ,視覚がおよぼす錯覚や生理的な効果を日々、シリアスにやり続ける人生があることに、当時は想像力が及ばなかったのだな・・・とも気付いた。
1900年代の初頭にこんな絵が描かれていた・・・と思うと今はむしろ愕然としてしまう。
分野をとわず研究職、研究肌の人と一緒に観に行ったらおもしろそう。
そして無知だと傲慢になることを確認した。

これくしょんぎゃらりーの一階では木田金次郎から岡部昌夫さんくらいまでの北海道の美術の流れをざっとみせていて面白かった。
謎のさわやかな気持ちが駆け抜け,涙ぐみそうになった。
便宜上・・・近代現代に振り分けられてしまっているけれど、どれもその当時いきていた人間のやったこととしてみると、観ていて胸かき乱される作品に,時代区分はあまり関係がない。

(ただ,時を経たものには「ロマン分」が添加される点はあるかもしれないと感じたりはする。
遠ければ遠いほど,恋しくなるような感じは、どうしてもある。)

かえりに真砂さんとおはなし。
あまり状況に振り回されず,あうべき人あうべき場所のために仕事のクオリティーを着実に上げ続ける。
負け戦も観ている人はちゃんと観てくれている。
絵は描きます。

テンポラリーで震災以降思っていることを話す。
隠していたものが一挙に現れたことだけが(けれどそれが大きく)違うと感じるだけになったこと、ニュースで観た街中を歩く牛について思ったことなど。

attaではBEGINNINGのうちあげ。
ようやく作品の話をできた。
結局のところ,私がどうにかしなくちゃ行けないのは私が何をどのようにしたいかということだ。
議論にでかけても,何かをいいたい気持ちがあるだけで,特にいっておくべきことなんてないのだから。

私にはいいたいことがある。でもそれがなんという言葉か私にはわからない。
そういう状態、そうだろう。
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# by pointed-rock | 2011-04-17 10:32 | 雑記

福岡個展延期についてのお知らせ

この度の東日本大震災の影響により、
5月26日より福岡・ギャラリー尾形での開催予定の個展を延期致します。
開催時期は未定ですが,決定次第お知らせ致します。

予定に入れていてくださった方には誠に申し訳ない次第です。
状況が落ち着いてからきちんと個展をやりたい,というギャラリー尾形さんからのご意向に沿い、
延期期間を制作や考えをより詰める期間として、しっかり使いたいと考えています。

何卒ご了承ください。
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# by pointed-rock | 2011-04-17 09:01 | 告知

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籠、紐,反射フィルム
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# by pointed-rock | 2011-04-11 22:10 | works