とがったいわ

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とがったいわ

告知の文章をブログに載せたつもりでいたのですが、投稿されていなかったことが今更ながらわかりました・・・

近年の布団山のシリーズと関連性のある過去の作品などもあわせて展示しています。

9月から福井県に越す予定なので、おそらく、今回の展示以降、札幌での展示の機会はぐっとなくなるのではないかと思います。

なお、明日4月21日は道立近代美術館の薗部容子さんとギャラリートークがあります。

トークを聞くことによって、これまでの作品の変遷などについて、すっきりしたり、逆にもやもやしたりするかもしれませんが、もしお時間許しましたら、ぜひお越し下されば、と思います。

なお、下記告知文ですが、レジ袋の作品は諸々のプラン変更があり、展示されておりません。
内容に偽りありですが、お許しください。

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森本めぐみ個展 「とがったいわ」

会期 2013年4月19日(金)-5月11日(土)
時間 11:00-19:00
ギャラリートーク&パーティー 4月21日(日)16:00~
会場 ギャラリー門馬

私が生まれた恵庭市の由来となったアイヌ語の「エエンイワ」(頭の尖っている山の意。現在の恵庭岳)の「イワ」というのは、目印になるような岩山であったり、特に祖先の祭祀場などのある山などをさします。地形を平らにして四角く区分けした気密性の高い住宅街で生まれ、子ども時代を過ごした私にとって、通学路の歩道橋にのぼると遠くに見える、唯一見分けのつく名前を知っている山がこの山でした。そこは「私の住む場所」でありながら、同時に「遠い神聖な場所」でもありました。また、近年の私にとって、そのイメージはより一層抽象化され、性別や身体などの与件、他者との関係について考えるときに常に立ち現れるものでもあります。
本展では過去作品の中から輸入の食べ物、寝具、レジ袋、などの人工的に寄せ集められたものからなる日常の中に、この「エエンイワ」を見出すことをテーマにしているともいえる作品を展示します。また、ギャラリー門馬での滞在中の生活をもとに制作する新作を発表予定です。
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by pointed-rock | 2013-04-20 16:46 | 告知

『生息と制作―北海道に於けるアーティスト、表現・身体・生活から』

1年半くらい前から、横浜の大下くんと一緒に進めてきた東京でのグループ展です。

今回は、布団山のシリーズのちょっと大きめの絵画を出品します。

個々の作品ももちろん素晴らしいのですが、是非作品展として、まとめていろんな人に観てもらいたいです。

「足下をみつめる」という言葉は挨拶みたいになってしまっているのかもしれないけれど、私たちが本当に生きていくうえで必要なことだから、みんないうのだろうとおもいます。

重力はあるけれど、あるべくしてある足下のなさを感じる人は数多くいるだろう(もちろんそんなことを問題にせずに生きていける人も数多くいるだろう)。足下がないと感じた私たちはそれぞれの方法で、例えば、描けるのであれば、みつめたものを描き出すことで、そこに足下をつくりだしていかなくてはいけない。

私は足下がないと感じることがいろんな局面であるけれど、北海道でもどこでも、にたような状況はごまんとあって同じような感覚というのは今も誰かが感じては消え、もしくは消えず、しているものだろうと思う。

つくることも展示することも、足下を確かめる勇気がわくようなものでなくてはいけないよなーと、展示まで残り2週間を迎え、思ったりしています。


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『生息と制作―北海道に於けるアーティスト、表現・身体・生活から』

会期:2013年3月29日(金)~4月10日(水)
 12:00~20:00(展示最終日~17:00) / 木曜定休

3月30日(土) 14:00~15:30 アーティストトーク
      18:00~20:00 レセプションパーティー
4月6日(土) 藤谷康晴によるライブドローイング(18時頃からを予定)

場所:新宿眼科画廊
〒160-0022 東京都新宿区新宿5-18-11
電話番号:03-5285-8822
ギャラリーHP:http://www.gankagarou.com/sche.html


出展作家:石倉美萌菜 / 小林麻美 / 佐々木恒雄 / 中村絵美 / 藤谷康晴 / 森本めぐみ / Rady Wolf

企画:大下裕司、森本めぐみ

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北海道に対する、豊かな自然、おいしい食、寒くて厳しい冬、綺麗な雪景、夜景、温泉、動物、文化…というある種の商業化されたラストフロンティアのイメー ジの中に、暮らしの匂いをかぎとることは難しい。観光資源が豊富な、しかし観光力があるとは言えないこの観光地に於いて「試される大地」としてあるように 要請している何かが存在しているのだとしたら、それが暮らしの匂いに蓋をしているかのようだ。

北海道には、機能的な美術大学も無ければ、またそれを享受し、市場化するギャラリーや、コレクター、批評家、キュレーター、現代美術館も明確には存在して いると言いがたい。ネットワークの整った「内地(北海道から本州を指す)」もしくは「外国」へと表現の場を求めていく選択肢もあるなか、北海道という場所 の選択は、日曜画家的に労働の合間を縫っての制作を否定的/肯定的を問わず、前提として受け入れる選択でもあるといえるだろう。しかしながら、首都圏や都 市部で当然のように語られる状況…美術の事だけを考えながら生きるという状況は、果たして本当に作家として普遍で普通なのだろうか。現在の北海道で制作を 続けていくことは今日的な輝かしいスーパースターの作家像とは違うかもしれない。だが、制作と生活が乖離してしまうこともない。それは生きる姿そのものに 依るだろう。

本展では札幌近郊を主な発表場所として活動している作家として、惨めさを糧に強烈な作品を制作する石倉美萌菜、入念に練られた構図で景色への知覚そのもの を表現する小林麻美、自然と郊外の対立する石狩に住み情念的なドローイングを展開する藤谷康晴、現在はコールセンターに勤めながら妄想的な室内風景を描く 森本めぐみの他、網走で漁師を営み休漁期をメインに絵画制作と発表を続ける佐々木恒雄、また、東京と北海道を往復している作家として、生まれ育った長万部 等各地へのフィールドワークからイメージを掘り起こす中村絵美、自身の分身ともいえる着ぐるみを介して表現を続けるRady Wolf(ラディウルフ)といった、1980年以降の生まれの作家を紹介する。これまでにあまり注目されてこなかった北海道の若手作家を東京で鑑賞する機 会であるとともに、美術作品を「制作」するということと「生活」するということが、如何に本来的に分断されずあるのかについて考えたい。

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(チラシは冨田哲司さんにデザインしていただきました。)
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by pointed-rock | 2013-04-10 00:42 | 告知

鳥/カニの外子の夢

金曜、土曜の夜とギャラリー門馬に泊り、制作。とても大きな絵を描いています。5畳弱くらい。

ようやく門馬さんの間取りや空気を覚え始めました。どういうわけかやることは沢山あるのに無性に眠くなり、何度かの買い出し、制作する時間以外は普段より長く寝ていました。

寝覚めで印象に残っている夢が二つあって、一つは部屋の隅に三つ、見覚えのある虫かごがあり、その中で、飼っていた鳥(茶色と白のまだらの鳥、羽が青く光る鳥、灰色のとても小さい鳥)がえさをもらえず死んでしまっている夢です。

それだけの夢であればちょっと後味の悪い夢というだけなのですが、何ヶ月か前に見たはずの夢で飼いはじめた鳥だったので、不思議な気持ちになりました。

こんなふうに、だいたい、飼っている動物を死なせてしまう夢である場合が多いのですが、夢が夢の世界の時系列で繋がっていることが時々あります。前の夢とつながった夢を今みていたのか、それとも、今以前見たはずの夢をみた記憶を即座に作り出したのか、夢を夢として、自分を自分として自明のものとして捉えることが難しくなる瞬間です。

それにしても、世話をしようにも夢の中では自分の意思で動物のいる部屋にいけるわけではないので、理不尽な罪悪感。定期的にこのような夢を見るせいか、それともそういった気持ちがあるのでこのような夢を見るのかわかりませんが、動物を飼うことには抵抗というか、恐怖心があります。

先月くらいに、猿の農場からとても大きな白猿を盗み出す夢をみたのですが、意外と、あの猿は死なせないような気がします。

あとは、もう一つ、今日は昼間に急に眠くなって、寝ていたら会社の飲み会の夢をみました。
なにか、ものすごくぼろぼろのコンクリート壁で、黄色っぽい蛍光灯のところでゆでたカニを食べようとしていて、馬鹿みたいに外子(カニの体内の卵)が入っていました。よし食べるぞ、というところで、意識が半分起きていたのですが、食べたら起きられなくなると思って必死に起きました。

これはちょっとペルセポネがザクロを食べて地上に戻れなくなる話みたいで気になりました。カニとザクロはちょっとにてるし(私の夢は全然叙情性がないし、磯臭いけど)。

今晩は何日かぶりに自分の部屋で寝ます。
なんとなく、私の部屋が私の部屋ではないみたいに感じます。
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by pointed-rock | 2013-04-07 23:35 | 雑記