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とがったいわ

網走、かぶるの話

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週末、研究室の人たちと網走にいっていました。

海の波、粘るような波でした。
念願の、北方民族博物館にも行けました。
血のわくところだった。
作りたい。
今は、なんて、作るハードルが高いとこに設定されてしまってるんだろ、と思ったりした。
というより、作るがハードルじゃなく、歩みや呼吸になっているから、あそこにあるものたちは良かったんだろう。

研究室の人たちと夜行バスを待つ居酒屋でテレビを見た。
まおファンのなか、安藤さんをひっそり応援。
ちょっとダーティーで重い感じが好きだ。年を重ねた人の表現が好きかも。でも同い年なんだなあ。安藤さん。

エジプトの大統領退陣へのフェイスブックの影響の番組もみて、誰にたいして怒っていいかわからない、全てが自分のせい、にかえってくるのがここの辛さだね、というような話になった。

誰も怒れない。
「私たちは恵まれてるでしょ。」という言葉が、それなりに暴力的と思う、
薄すぎて、動けなくて死ぬんじゃないか、と思うのは、最近は布団をかぶるのが楽しみで仕方がない、という元気ない状態が慢性だからか。どうしたことか。
かつ、夢見が悪くて、自虐的に面白い。
最近の夢の中に必ず出てくるショボい、なんの夢もない店があって、パステルカラーの寝巻きや、くたくたのゆるいぬいぐるみを事務的な金属にアイボリーの塗料を塗ったような棚に、そっけなく並べて大きな値札をつけて売っている。しかもだいたい階段の近くにある。暗い黄色い蛍光灯。
店員はいつもいない。
もしかして自分が店員なんじゃないかと思いかけたりもする。
でも、その解釈は怖すぎる。怖すぎるから結構当たってるかもしれない。

夢の中の物件の間取りを思い出すのが朝の楽しみだ。夢のなかで会う一晩だけの家族、一晩だけの友達にお別れする特はある程度その自覚があって寂しい。
そういえば、夢に知り合いが出てくることはまずないな。

そう、間取りが、しっかりしていないんだ。
by pointed-rock | 2011-02-21 23:11 | 景色